■「やまねこパトロール」は、西表島在住の方々と民間団体とが協力し、ヤマネコの交通事故防止に取り組むプロジェクトです。

　今年７月２２日～８月２２日の１ヶ月間、環境省、沖縄県、竹富町などの関係機関の協力も得て、県道上の４区間で夜間パトロールを実施しました。

■今年７月２２日～８月２２日の１ヶ月間、環境省、沖縄県、竹富町などの関係機関の協力も得て、県道上の４区間で夜間パトロールを実施しました。

　ところが、現在、古見～美原間１頭の仔ネコが、大富～前良間では別の兄弟仔ネコ２頭が、県道の近くをうろうろしており、路上にいるところも発見されています。
　古見に出ている仔ネコの兄弟は、今年８月１０日に死体となって発見され、交通事故死したとみられています（環境省西表野生生物保護センター）。

■地元のパトロール担当者の提案で、パトロール緊急再開

　やまねこパトロールでは、今後の再開計画を練っていたところでした。しかし、現在の仔ネコの路上出現の状況を重く見た地元の方の提案で、パトロール緊急再開となりました。

【パトロール期間と頻度】
　　・さしあたって９月18日～30日まで。
　　　仔ネコの出現状況を見て、その後の継続を決定
　　・13日間、原則毎日の実施をめざす。
【パトロール区間】
　　１．大富－前良橋
　　２．後良橋北－美原集落先
【パトロール時間】
　　20:00～22:00頃、上記区間を走行（上原発19:30　上原着22:30）
【パトロール方法】
　　・１台で、上記区間内を時速２０キロで往復。仔ネコが出てきたら、音を出して追い払う。

『スピードを出さない』という小さな配慮が、野生のいのちを救うことにつながります。