上野動物園にトラ大使がやってきた

トラになってみよう

トラパンフレットを作るためのワークショップ、1回目はなんと、『野生のトラになってみよう』です。上野動物園の園長室えんちょうしつに集まった編集委員へんしゅういいんのみんなは、トラ担当の飼育係しいくがかりの方の立会たちあいのもと、スマトラトラの飼育施設しいくしせつを見学し間近にトラに会えました。「あ、なんか匂いがする!」といった大使もしましたね。トラの野生の匂い、仲間を呼ぶトラの声が響きます。また前足をおりにかけて伸ばして立ったトラの大きいこと。迫力満点はくりょくまんてんです。解説員かいせついんの方からは、頭の骨や毛皮けがわつめなど、普段ふだんは見ることのできない貴重きちょう資料しりょうも見せてもらいました。


野生のトラになってみよう


つぎはNPO法人、トラゾウ保護基金の 理事長りじちょう・戸川さんのトラに関する解説のもと、ゲームをしました。ゲームといっても、ただ遊んでいたわけではありませんよ。オスのトラ、母子のトラ、放浪している若いトラ。人間の住む村も近くにあり、たくさんのわなもかけられています。野生のトラにとってはえものを捕るのもひと苦労。会議室かいぎしつを野生のトラがくらす土地に見立て、わなであるなわにひっかからないように、実際にそこにいるトラたちになりきって、ゲームをしました。


野生のトラゲーム


今まで、かっこいいなあ、強そうだなあと見ていたトラ。今日のワークショップに参加した編集委員へんしゅういいんのみんなは、トラを見る目が少し変わってきたようです。そして、大使たちには次回に向けて宿題しゅうだいが出されました。「取材しゅざいノート」を持って、周りの人たちはトラに対してどんな印象いんしょうを持っているのか、本物の記者きしゃのように取材しゅざいするのです。さあ、どんな結果けっかが出るのでしょうか。


野生のトラになってみよう


もどる つぎへ
Copyright© 2014 JTEF All Rights Reserved.