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ゾウのニュース & JTEFのコメント

3頭のゾウがウッタル・プラデーシュ州にて感電死する

ユナイテッド・ニュース・オブ・インディア、ラキンプール・ケリ記 2011年07月08日

今日、3頭のゾウがダドワ野生生物保護区のそばのニガサンパリアの道路で感電死した。

森林局は、ボディア・カラ村の電柱を引き抜いた際に、11000ボルトの高電圧線が象の上に落ち、生きたまま感電したと述べた。しかしながら、当局は、数日前にこれらのゾウが大量の農作物に被害を与え、農民たちが政府からの賠償を要求していたため、この感電死を調査している。当局は、ゾウの死体は検視のために送られ、巡査長と森林局が現地に急行したと述べた。
(翻訳協力 瀧口暁子)

【JTEFのコメント】
 インドでは人口増加から今までのゾウの通り道だったところに畑ができ、ゾウに荒らされてしまうことが増えました。草食動物で地上最大の哺乳類であるゾウは、巨体を維持するために草木を食べながら昔から決まった道を移動しますが、木を倒して移動しながら、光を入れ植物を活性化させています。農作物を守るために電気柵で畑を囲っているところも多いですが、電気柵の設置には費用がかかります。
 ゾウがいなくなってしまうと森が荒れて、人間にも悪影響を及ぼすという自然のサイクルを農民にも理解してもらい、電気柵設置も含め共存するための策を州政府と共に考えていくことが重要だと思います。


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