2014.7 ゾウ保護基金(アフリカゾウ)最新の活動報告
1.アフリカゾウ密猟防止プロジェクト
サバンナにおける飛行パトロールは、レンジャーの「目」です。
セスナからの広域監視で密猟された遺体が発見されると、そこから遺体の調査と犯人の
追跡が始まります。また、密猟者に対するけん制にもなります。セスナは3つのB
(Beans豆=食料、Bullets弾丸=武器、Bandages包帯=医療品・医療器具)を遠いところまで
運搬、病人を搬送する役割も果たします。
このような密猟防止活動に、セスナが力を発揮するのも、高い技術と知識をもつパイロットが
いてこそ。この数年、ケニア野生生物公社KWSでは何件も操作ミスによる飛行機事故が起きています。
KWSでは、12名のレンジャーに対し、技術と経験のあるインストラクターのもと、
飛行技術の訓練を行うことになりました。JTEFでは、サポーターの皆さまのご支援をいただき、
訓練に必要な燃料200リットル入りドラム缶を10缶分支援しました。
セスナは、40リットルで1時間飛べます。
2.象牙流通管理監視プロジェクト
2014年4月5日、NHK-BS1「ドキュメンタリーWAVE」で「追跡 アフリカゾウ密猟最前線」が
放送されました。アフリカゾウの密猟・象牙の違法取引が国際テロと結びついていること、
象牙取引の合法化によりますます象牙市場が活性化、密猟を激化していること、日本ではいまだ
印章などの象牙製品が合法的に流通していることなどを紹介。JTEFはNHKに資料提供を
行ったほか、事務局長がインタビューに答えています。
ゾウ保護基金(JTEF 2012年度収支)2012年11月1日~2013年10月31日はこちらから