イリオモテヤマネコー危機と保全の動きの今
2025
イリオモテヤマネコの生息状況
2024年3月14日に開催されたイリオモテヤマネコ保護増殖事業検討会で、沿岸低地部におけるイリオモテヤマネコの生息状況の調査及びモニタリング結果が発表されました。今年も29ヶ所のモニタリングポイントすべてでイリオモテヤマネコが確認されています。牧場開発に伴う森林の伐開が行われ、定住個体への影響が心配されているている高那地区もそこに含まれます。また、捕獲して調査された個体は、ネコ免疫不全ウィルス感染症(FIV)、ネコ白血病ウィルス感染症(FeLV)ともに全て陰性で、イリオモテヤマネコの社会構造が健全な状態で維持されていると考えられています。

高那地区の牧場 撮影:2024年2月28日
イリオモテヤマネコの目撃情報
2023年に環境省西表野生生物保護センターに寄せられた目撃情報は552件と過去最多を記録しています。これは道路に出ているヤマネコが増えたためというより、県が導入した目撃情報入力フォームが一般に周知され、これまで報告されていなかった目撃情報が集まりつつあるためと考えられます。目撃が多かったのは、高那リサイクルセンター付近、相良~美原、浦内橋~干立間ですが、目撃情報を基に下草刈り活動、注意喚起やパトロールの結果、2023年はイリオモテヤマネコの交通事故0を達成しています。




