イリオモテヤマネコー私たちが達成したこと_2025
イリオモテヤマネコー私たちが達成したこと
2025
夜間パトロール活動の継続実施
2011年から実施している夜間パトロール活動は継続的に実施しています。2024年(2024年4月~2025年3月)は、ヤマネコの交通事故が多発する2つの区間(北岸道路、西部地区)で計137回実施しています。パトロールと併せて実施している交通調査の結果、北岸道路、西部地区の両区間で、平均速度が過去最低を記録しました。野生動物の飛び出しを意識した安全運転が当たり前の島になりつつあります。

ヤマネコ目撃多発地点での注意喚起活動
ヤマネコの交通事故で近年問題となっているのが、轢かれた小動物を食べるために繰り返し路上出没する「道路慣れ個体」の出現です。「道路慣れ個体」は追い返しても、繰り返し路上に出没するため、通常のパトロールでは対応しきれません。そこで、特定のヤマネコが何度も路上に出没していることが確認された場合、目撃多発地点でLED看板やのぼりを立てて、ドライバーに対して直接注意喚起を行っています。同時に実施した交通調査の結果、ドライバーの運転速度が夜間パトロールよりもさらに低速度になることが分かっており、直接注意喚起が速度低下に効果的であることが分かっています。

ヤマネコの目撃多発地点での除草作業
道路わきに草や灌木類が繁茂すると、ドライバーが急なヤマネコの飛び出しに気づきにくくなります。また、ヤマネコにとっても身を隠せる場所があることで、道路での滞在時間が長くなる可能性があります。やまねこパトロールでは、イリオモテヤマネコの目撃が多発される地点を中心に草刈り作業を続けているほか、環境省、林野庁、西表石垣国立公園パークボランティアの皆さんと合同で草刈り作業も行っています。

ヤマネコのいるくらし授業
2024年度は上原小学校、白浜小、西表小学校、大原小、大原中学校の5校で授業を実施しました。大原小、大原中学校の授業はCovid-19のパンデミック以来のもので、全島的なヤマネコ授業実施体制が復活しました。上記の5校では2025年度も授業開催を計画しており、白浜小学校での授業については、すでに始まっています(2025年10月10日現在)。一方、竹富町教育委員会と共催し、毎年実施している教員研修会については、台風接近による悪天候のため残念ながら中止となりました。




