世界自然遺産フォーラム(沖縄県主催)のパネリストとして、観光客の総量規制の必要性を指摘しました

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沖縄県主催の「世界自然遺産フォーラム」が、2月11日午後6時30分からわいわいホール(西表島上原)で開催されました。やまパトの高山雄介事務局長もパネリストとして登壇しました。登録後観光客が倍増するともいわれる西表島。効果的規制がなければ、ヤマネコの生息地も劣化するおそれがあります。

 

フォーラムの内容は遺産登録に向けて行政等がやってきたことの説明が主で、「具体的な」課題が不明のまま進んでいきました。そこで高山は、IUCNの専門家から「必要」とされた「包括的観光管理」とは何かに切り込みました。島の全ての観光スポットで、観光事業者全てに公平に、しかも強制力をもって適用されるルールの導入についてです。このルールは島の生態系をパンクさせない総量規制を含む必要があります。さらに、増えるツアーの環境影響、規制の効果をウオッチするモニタリングが重要です。
小笠原村の職員の方の発表もありましたが、観光利用の規模が全く違います(西表島の方が観光客数がはるかに多い)。違いの決定的な理由はアクセスのしやすさにあります。小笠原の場合、東京からの定期船は片道24時間、3泊して同じ船で東京に帰らないといけないので、ある種の総量規制効果がはたらいています。一方、石垣島から西表島までは40分、便も多い。小笠原と同様に考えるわけにはいきません。

会場からは、竹富町観光協会から発言があり。現在、年30ないし35万の入域者があるが7割方が日帰り観光だと思う、観光協会としてはその部分については規制が必要と考えているとの認識が示されました。
住民の方からは、遺産登録のカギを握るIUCNから先月末に中間報告が出ているはずだがその内容は?と県に質問がありました。県は、登録審査中に公正中立を損なうことがあってはならないため環境省が非公開にしていると回答しましたが、影響を受ける住民に隠して事を進め最後に押し付けるのはおかしいと批判を浴びました。

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