報告書:「西表島で導入されるべき包括的な観光利用の管理」を世界自然遺産推薦を評価するIUCN(国際自然保護連合)に提出しました

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2019年11月30日-東京

2017年10月18日に開催された「IUCNと地元との意見交換会」の際に、IUCN専門家から、「西表島においては包括的な観光利用の管理が必要である」と指摘されたことから、報告書「西表島で導入されるべき包括的な観光利用の管理」を作成し、IUCNおよび関係行政機関へ送付しました。

「西表島で導入されるべき包括的な観光利用の管理」要約
1.エコツアーの管理においては竹富町条例に基づいた全島的な
規制を導入し、各フィールドのエントリーポイント、フィールド内の
利用ポイント毎の総量規制をすること。
2.専門の監視員が地元警察と協力し、定期的にフィールドの巡視
を行い、ルールの遵守状況を確認する体制を構築すること。
3.現在エコツアーの利用があるフィールドにおいては、直ちに各
フィールド毎のベースラインデータを収集すること。
4.各フィールドにおけるエコツアーの影響を継続的にモニタリング
するとともに、さらにその結果を第三者機関による検討を経て、
規制にフィードバックする体制を設けること。
5.船会社の協力を得て、石垣からの高速船、チャーターで入域す
る観光客の総量規制を行う仕組みを導入すること。

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