ブログ:国際自然保護連合(IUCN)「アジアゾウ専門家グループ」ベトナム会議参加とベトナムにおけるゾウ保全の現状

401 386 Japan Tiger Elephant Organization
IUCN/SSCアジアゾウ専門家グループ(AsESG)のビベック・メノン委員長(インド)と筆者
ドンナイ川(2025年9月 筆者撮影)
ベトナム森林局が展示していたカッティエン国立公園に生息するゾウの家族群(2025年9月 筆者撮影)
ドンナイ省博物館の敷地で展示されていたベトナム戦争時に使用された
米国空軍のヘリコプター(2025年9月 筆者撮影)
カッティエン国立公園等の保護地域に隣接して広がる水田(2025年9月 筆者撮影)
保護地域の隣接部に張り巡らされた電気柵(2025年9月 筆者撮影)
ベトナム政府、ドンナイ省らがAsESGを迎えて開催したアジアゾウとの共存を呼びかけるイベントの冒頭セレモニー

このように課題の存在はうかがわれるものの、AsESGや国際的NGOからの支援と激励を受けつつ、ベトナムの中央政府がアジアゾウ保全行動計画を策定、地方政府とも協力し、ゾウの保全に尽力していることには率直に敬意を表したい。同時に、その努力にもかかわらず未来が保障されているとは言えないベトナムのゾウたちが、自ら生物多様性保全のシンボルとして役割を果たしてくれていることが胸に迫った。彼らが少しでも長く生き延びて欲しいと願わずにはいられない。

(坂元雅行 JTEF事務局長理事)


[1] チャン・ティ・フエ. 2023. 「工業化」の現在と中所得の罠–製造業を事例に. 現代ベトナムを知るための63章(第3版)岩井美佐紀編著 第56章